CITESについて


日本語の正式名称は「絶滅のおそれのある野生動植物種の国際取引に関する条約」で俗称ワシントン条約と言っています。
Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora を略してCITESと言います。
CITES では1種と2種に指定される品種があります。1種に指定されている品種の自然採集品の輸出入は一切禁止されています。
海外旅行の際に、山から採ってポケットに入れて持ち帰れば、勿論違反です。
特に、パフィオペディラムとプラグミペディウムの原種は全て第1類に指定されていますので輸入出来ません。
人口増殖苗については証明書付きで輸入が可能となっています。
ただ、気を付けなければならないのは証明書の有効性です。
公式に有効な証明書は条約で許可され、正式な権限を持つ輸出国の官吏の肉筆による署名のある証明書の原本でなければなりません。
コピーや再発行などは一切認められません。展示会などで証明書付と明記する場合は正式の証明書を持っていなければなりません。
輸入苗を購入する場合、このオリジナル証明書付で購入しない限り合法とはなりません。
JOGAなどの書類は自主規制であって公には何の権限も効果もありませんので、これらの品種を公に展示する場合は全て各自の自己責任で行う必要があります。

ちなみに JOGA では国内増殖苗であっても親に用いた株が合法でない株は認めない指針を出しています。合法的に輸入されたフラスコなどからの苗には認定品ラベルを添付して販売し、展示の時はラベルを添付するよう自主規制しています。
これにより履歴が証明出来る事になっていますが、あくまでも自主規制なので保証がある訳ではありません。トラブルがあれば各自の責任で処理しなければなりません。

自分でオリジナル証明書付を購入するのが確実です。

CITES 関連で時々摘発例が報道されるようですが、自然保護の立場からも規則を尊守しましょう。



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