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2022年5月例会(5月8日開催)
今月は風薫る爽やかな季節の例会・総会となりました。花も端境期となり、若干ボリュームは少ないようでしたが、会員各自の意匠を凝らして仕立てた作品が、数多く出品されておりました。枯らさずに毎年花を咲かせることの難しさ、また、和洋折衷の美を改めて感じた例会でした。
特別展示≪カトレヤ ワーネリー≫部門 2株
【第1位】
Cattleya(C.) warneri concolor
約5年前ワーネリーのコンカラーがどうしても欲しくて物色していた折、茨城のМ蘭園を訪問したところ山木のセルフでいい株があると勧められ購入したものです。半年後期待通り透き通ったピンクの花が咲いて、以来大切に育てて毎年よく咲いてくれます。
斉藤郁哉
≪原種大型カトレヤ株≫部門 27株
【第3位】
Cattleya(C.) schilleriana ‘Sanderiana’
伊藤彬
≪原種大型株≫部門 17株
【第1位】
Dendrobium(Den.) thyrsiflorum
このデンドロビュームは、2021.06.06(日)の例会で関根会長より譲渡頂いた株です。この様な大きな株は数十株ありますが、開花日と例会開催日が一致する日は中々ありません。毎月の例会日と開花日が一致せず「残念な気持ち」と「遣る瀬ない気持ち」の解決法がありませんでした。会員の皆様から頂きましたご褒美に感謝し、また、蘭の気持ちに感謝しこのシーズンの始まりに気持ちを引き締めて栽培に頑張ります。
小林斗南
【第2位】
Dendrobium(Den.) hainanense‘Ducks’
野口悦男
【第3位】
Dendrobium(Den.) tortile
松岡久永
≪原種小型株≫部門 24株
【第2位】
Paphiopedilum(Paph.) bellatulum
関根英一郎
【第3位】
Dendrobium(Den.) jenkinsii
圓山勝夫
≪交配種大中株≫部門 6株
【第2位】
Epidendrum(Epi.) Pacific Candypops
= Epi.( Pacific Artist x Pacific Girl )
川井修一
≪交配種小型株≫部門 12株
【第1位】
Sarcochilus(Sarco.) Heidi
= Sarco.( Fitzhart x hartmannii )
この株は、平成15年のグロワーズ株のラベルが入っていますので約20年近く栽培していることになります。白花に赤色の斑点が入って可愛らしい花で気に入っている株です。グロワーズ時に配られた説明書によれば、Sarco.Fitzhart×Sarco.hartmanniiの交配種となっています。私は、C.trianaeと同じような栽培方法で育てています。ちなみにSarco.hartmanniiはオーストラリア原産です。
成田光一
【第2位】
Paphiopedilum(Paph.) Helice
= Paph.( bellatulum x Psyche )
小林隆治
【第3位】
Lycaste(Lyc.) Astra ‘Koharu’
= Lyc.( tricolor x brevispatha )
村岡スミヱ
≪珍種・珍花≫部門 5株
【第1位】
Dendrobium(Den.) lowii
栽培を始めて3年目。昨年は1バルブに花が付きましたが、今年は2バルブに花が来ました。やや全体的に色が濃いので気に入っています。
関根英一郎
その他注目株
Cattleya gaskeliana fma.coerulea x sib
(='Paola' x 'Perfection')
鈴木文子
2018年7月のグロワーズ株。
リップの色も濃色で複数茎上がり、栽培もお上手!(拍手👏)
Seidenfadenia mitrata alba
中島孝文
ミャンマー・タイに自生する1種1属。ベアルート(裸根)で個性的な株姿である。栽培は、比較的難しく、過湿を嫌い、風を好む。水をやりすぎで以前の株は、枯らした経験があるそうです。また、以前は、エリデス属に分類されていただけあって、花をよく見ると似ている。来年もまた花を見せてくれることを切に願います。
Cleisocentoron merrillianum
金沢久江
ボルネオの青い蘭として一世を風靡した有名品種。濃色で管理も良く、本人曰く、価格が安くなっていたので購入とのことでしたが、管理だけではなく購入のチャンスを見逃さなかったこともお見事ですね!
Cattleya(C.) mossiae x sib
(=Southern Cross x Splash Select)
奥川和子
2013年秋の見学会で訪問したラン園からのお土産株。この交配は、良くスプラッシュが入り、あたり交配かと。特にこの株のスプラッシュの入り方は、素晴らしい。大切にしていただきたい一株である。
Cattleya(C.) lawrenceana 'Suikou'
2004年に購入したがなかなか増えない。高温性の植物とある(原種カトレヤ全書P16・図解洋ランの栽培P49)が、この個体は立葉にも拘わらず、すぐ葉焼けを起こすタイプなので管理は、比較的難しい。拡大してもらえるとよくわかるが、花弁のグラデーションは、非常に美しい。スロートがまっすぐ伸び個性的な花形は、品があり、コレクターにはたまらない品種である。
鈴木まゆ美
≪フレグランス≫部門 2株
【第1位】
Lycaste(Lyc.) aromatica
伊藤勝朗